コラム

#7 琴平の山の反対側で親友がまちおこしをしていた話(2025年Ver)

今からちょうど1年前。
僕はInstagramに、こんな文章を投稿していました。

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以下、当時の文章

『琴平の山の反対側で親友がまちおこしをしていた話』(Instagram再掲)


町の人から
「北山恵太くんに最近会いましたか?」
と聞かれた。

北山恵太とは、僕が2歳から一緒に水泳をしていた親友のこと。
高校まで一緒だった。

「いや、会ってませんよ。どうしたんですか?」

「そうですか。では、まだその時じゃないということですね」

どうやら香川には帰ってきているようだが、
僕にはまだ会わず、
自分がやっていることがある程度形になるまでは
会いに行かないと言っていたそうだ。

でも、その話は恵太らしいな、と思っていた。

そんな時、またある友人が池商店を訪れた。

友人
「今日、サブミテラスの人と会うんですよ」

サブミテラスといえば、
最近よく友人のInstagramに出てくるアカウントのことだ。

サブミは「佐文(さぶみ)」のこと。
琴平の山の反対側の場所だ。

池
「へえ、あれ俺も気になってた。どんな人がやってるんだろう」

友人
「サッカー部じゃなかったのにサッカーがすごく好きで、
サッカー関係の仕事もやってるらしいですよ」

池
「俺の親友も似たような感じで、
サッカー部じゃないのにサッカー好きで“メッシ”って呼ばれとったわ」

友人
「年齢は32歳です」

池
「一緒やないかい」

友人
「実家も、あの辺らしいですよ」

このあたりで、いろんなパズルが一気につながった。
間違いない。

すぐに連絡を取ろうかと思ったが、やめた。
ここまで隠されているなら、
俺も驚かせてやろうと思った。

……が、まさかの琴平の街中で遭遇してしまった。

向こうは気づいて飛び出してきたが、
ヒゲがボーボーで、誰だかわからない。

ただ、間違いなく恵太だった。

恵太
「何度も前に行こうと思ったんや!
ただ、自分がやりたいことができるまでは……」

俺
「いや、全部言わんでいい。わかってるよ」

そして、
サブミテラスのクリスマスマーケットに行ってきた。

これから一緒に、
いろんなことができるんじゃないかなと
ワクワクしている。

同級生とまたここで再会できて、
こんな話ができるなんて最高だ。

琴平のDONZOブリューイングでバッタリ再開した時
恵太が地元・佐文(サブミ)で取り組むサブミをテラス サブミテラス

「予感」は「現実」に。


正直、あの投稿を書いたときは、
「きっと面白いことができる」
そんなぼんやりした予感でした。

でもそれからの1年で、
その予感は、いくつもの「形」になっていきました。

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琴平町とまんのう町 握手の、その先へ


香川県内で唯一、町長同士が観光連携協定を結んだ町。
それが、琴平町とまんのう町です。

行政としての握手は交わされた。
でも、具体的に何かを生み出すのは、結局「人」。

だったら、僕たちが動こう。
そう決めて、取り組みが始まりました。

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ひまわり栽培コンテスト「5人の百姓」の挑戦


最初の一歩は、
まんのう町で長年続いてきた
ひまわり栽培コンテストでした。

一緒に取り組むメンバーは
• 北山恵太
• 池龍太郎
• 琴平バス株式会社 代表取締役・楠木泰ニ郎
• 株式会社サイド 代表取締役・多田周平
• サニーサイド・古河晴輝

チーム名は、「5人の百姓」笑

もちろん、ベテラン農家さんには敵いません。
それでも、種を植えるところから全部自分たちでやりました。

草を抜き、鳥にやられた畑には種を植え直し
町に来てくれたゲストの皆さんとも一緒に汗をかきました。

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チーム5人の百姓
ひまわりの種を植える二人

ひまわり飴が生まれた日


その流れの中で生まれたのが、
まんのう町の農林水産大臣賞受賞のひまわりオイルを使った ひまわり飴🌻です。

琴平とまんのうをつなぐ、小さな一粒。

お披露目会の相談も、恵太と一緒に。

「町と町の間に、ちゃんと“物語のある形”ができた」
そう感じた瞬間でした。

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ひまわり祭でお披露目
二つの町を繋ぐひまわり飴

145年ぶりの琴平博覧会と、竹あかり

コロナ以降にコミュニティとして進み始めた琴平の町。
明治時代に開催された琴平博覧会が、145年ぶりに復活しました。

その中で、恵太と一緒に深く関わったのが
竹あかりプロジェクトです。

かつて「こんぴらタケノコ」と呼ばれ、
山の向こう側ではたけのこ生産が盛んでした。

今は、高齢化とともに荒れていく竹林。

「この竹に、もう一度価値をつけよう」

そんな思いから、たけのこ掘り、竹の切り出し、穴あけ、灯りづくりへ。

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CHIKAKENプロデュース 竹あかりプロジェクトがスタート!
竹あかりを参道に設置
参道の入り口を照らす竹あかりのアーケード

子どもたちへ、145年分の光を


「145年ぶりの、琴平山博覧会
今この町に生まれた子どもたちにも体験してほしい」

そんな思いで、町内すべての小学校を二人で巡り
子どもたちと一緒に小さな竹あかりを作りました。

子どもたちには「自分の夢」「好きなもの」を自由に書いてもらい
それで小さな竹のぼんぼり製作。

博覧会のフィナーレであるクリスマスまで、その光は灯り続けました。

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3小学校をめぐり竹あかりプロジェクトの説明
琴平町内全小学校の全生徒がひとつずつ竹あかりを製作
琴平駅での小学生の竹あかり展示
みんなの夢の竹あかり
博覧会最終日 金陵の郷での展示

山を越えて、同級生として生まれ生きるということ


五人百姓は、琴平の地で千年以上の時を重ねてきました。

北山家もまた、山の向こう側で雨乞い踊りを数百年受け継いできた一族です。

きっと、昔から何らかの縁があったのだと思います。

そんな2人が、同じ時代に、同級生として生まれ、
再び山を越えて一緒に町をつくっている。

これは、本当に奇跡みたいな話だなと、心から思います。

スイミング時代の二人。左端が恵太。右端が僕。
竹あかり点灯式の打ち上げ
参道の竹あかりと
2024年

そして、2026年へ


1年前、「これからきっと面白いことができる」
そう書いた自分に、今なら胸を張って言えます。

本当に、面白いことができている。

2026年も、山を越えて、一緒にやりたいことがたくさんあります。

どうぞ、お楽しみに!

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