9月と10月、僕の母校・琴平小学校からご依頼をいただき、3年生の子どもたちに「琴平の観光大使になろう」というテーマで授業をさせていただきました。
懐かしい校舎を歩くと、かつて通った階段や教室が少し小さく感じられて、「自分も大人になったんだなあ」としみじみ。
でも、変わらぬ空気と子どもたちの元気な笑顔に、たくさんのパワーをもらいました。
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“まちの疑問”から始まる授業
授業の前には、子どもたちから「琴平のまちについて気になること」を募集し、届いた質問をスライドにまとめました。
2ヶ月にわたって、一緒に「琴平ってどんな町なんだろう?」を探っていきました。
ちょうど秋祭りの季節ということもあり、祭りや神社に関する質問も多く、地元ならではの授業になったと思います。
「どうして五人百姓は参道で飴を売っているの?」
「金刀比羅宮には、どうして階段がこんなにあるの?」
そんな純粋な問いかけに、僕自身も改めて町を見つめ直す時間になりました。
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“語れること”があることのありがたさ
実はこの夏にも、地域おこし協力隊の王さんの企画で、町内3校の小学生が集まる講座にお招きいただきました。
この町で生まれ育った自分が、今、地元の子どもたちに「語れること」があること——それがどれほどありがたいことかを感じます。
すべてを覚えてもらうことよりも、
「この町にはこんな物語があるんだ」
「誰かに話してみたいな」
そんな気持ちが心の中に芽生えるきっかけになれば、それで十分だと思っています。
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“帰ってくる理由”をつくる授業
話を聞いてくれた子どもたちが成長したとき、ふと町の話を誰かにできるようになる。
それが、町に帰ってくる理由になる。
僕自身がそうだったように。
今回の授業が、未来の「小さな観光大使」たちの心に、ほんの少しでも残ってくれていたら嬉しいです。
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貴重な機会をくださった琴平小学校の先生方、そして素直でかわいい3年生のみんな、本当にありがとうございました。
またこの町で会える日を楽しみにしています。
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